炊き出しのボランティアに入った輪島市の東陽中学校避難所付近は、道の両側に倒壊した建物が連なり、地震の被害の大きさに衝撃を受けます。元旦の夕方、家族親戚で楽しく団欒していた時間帯の地震で、家の中にいた人たちが多かったのではないかと思うと本当に胸が痛みます。
輪島あたりは、15年程前にも震度6強の地震があり、かなりの被害を受けたそうです。そこから生活や事業をなんとか再建してようやく立ち直ったところに今回の地震で、心が折れて立ち上がる気力を失ってしまっている人も多いと聞きました。
道路や上下水道などのインフラは少しずつ復旧していっていますが、家族や友人、家や仕事などこれまでの生活を形作っていたものを突然失い、未来への希望を描けなくなっている方々の心のケアはどうしたら良いのか…。
子どもたちは未来の希望そのものです。ワークショップの時に、笑顔でのびのびと絵を描く子どもたちの様子や、カラフルで明るい色使いの絵に、大人たちがほっとし、安心し、笑顔になる。七尾でもその様な光景が多くありました。
子供地球基金として、継続的・長期的に被災地の子どもたちに寄り添って行きたいと思います。