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2017年の子供地球基金

2017年は国内外で75回のワークショップを開催し、多くの子どもたちとの出会いがありました。

5月に起きたマンチェスターの爆破テロでは、8歳の子どもを含む22人の命が奪われ、64人の負傷者に16才以下の子どもたちが12人含まれていました。その事件を受け、イギリスの子どもたちを励ます為に、日本の子どもたちに明るい元気の出る絵を描いてもらい、ロンドンの在英国日本大使館へと届けました。これらの子どもたちの絵は、爆破テロで犠牲となった 8 歳の女の子が通っていた小学校へと届けられ、日本の子どもたちの優しい気持ちが現地の傷ついた子どもたちの心を癒しました。
7月に発生した九州北部豪雨被災地では、震災4日後に現地に足を運び、4か所の避難所にて絵を描くワークショップを開催致しました。皆様のご支援により、被災直後の心に傷を負った子どもたちと絵を描くワークショップを行うことができました。

10月25日~31日には、9月に起きましたメキシコ中部地震の被災地に出向き、被害の大きかったメキシコ・モレロス州のクエルナバカの小学校や、メヒコ州の貧困地区のシェルターに住む子どもたち、メキシコシティの子どもたちなど計4か所で絵を描くワークショップを実施致しました。
その翌月には、アメリカ・ソノマ地区の山火事地域に駆けつけ、被害に遭った約450名の子どもたちと14回の絵を描くワークショップを行いました。

その他、国内では小児病棟や児童養護施設、東北・熊本被災地、キッズアースホームをはじめとする国内外でのアートワークショップを継続し、表現することの大切さを伝えることができました。

子供地球基金に温かいお気持ちを寄せてくださっている皆様のご支援の賜物です。心より感謝致しております。

子供地球基金は来年で30周年を迎えます。
過去を振り返ると、紛争、災害、病気など世界中でたくさんの子どもたちに絵を描くワークショップを通して、表現することの大切さを伝えることができました。

明年も子どもたちに寄り添い、ぬくもりを届ける活動を続けて参ります。
今後とも子供地球基金を宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えください。